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学生時代頑張ったこと

ガクチカのポイント

ガクチカのポイント

エントリーシートや面接で定番の学生時代頑張ったこと(通称ガクチカ)。
学生時代に頑張ったことの具体的なエピソードを交えながら、自分が考えて動いた結果、どんな成果を出し学んだかを企業に知ってもらう必要があります。

このタスクでは、ガクチカから企業は何を知りたいのか、ガクチカを作成するポイントを理解します。

企業が知りたいこと

ガクチカでは、「成果までの過程」が非常に重要になり企業が知りたいポイントになります!

なぜ企業は「成果を出すまでの過程」を知りたいのでしょうか。
企業はガクチカの質問から以下の2点を判断しています。

①社風に合っているか
学生時代にどのようなことを頑張ってきたかで、その人の価値観がわかります。
その価値観と自社の考え方が合っているのかを判断しようとしています。
②仕事や物事への取り組む姿勢
その経験に取り組んだ理由、結果どうなったのかというエピソードから、仕事に対してどのような考えで取り組むのかを確認しています。

面接時には、話したガクチカの内容をさらに深掘りされるときもあります。

例えば、ゼミ活動に力をいれていたとします。
面接で「ゼミのプレゼンテーションに力をいれていました」と答えると「具体的にゼミではどんな勉強をしているのですか?」「プレゼンをするにあたって気を付けていたことはありますか?」など、具体的に聞かれることがあります。

深掘りをすることによって価値観や取り組む姿勢を確認します。

エピソードの書き出し

エピソードの書き出し

いきなりエピソードを交えてガクチカを書くのではなく、まずはガクチカを書くための準備が必要です。
このタスクでは、文章化するまでに必要なものを準備します。


エピソードを振り返る

「○○○○に力を入れていました!」と言っても、具体的なエピソードが無ければ説得力のある良いガクチカにはなりません。
まずはエントリーシートや面接で話したいガクチカ内容をピックアップし、それにまつわるエピソードを実際に書いてみましょう。

エピソードが思いつかない場合は、「自己分析」の「長所・短所」で書いたエピソードを見返してみましょう。ガクチカを書くヒントになるかもしれません。

【例】

オンライン授業で行っていた、ゼミのプレゼンテーションを頑張った。
ゼミの内容は、教科書の内容をPowerPointにまとめてプレゼンを行うものだ。
オンラインということもあり学生同士の雰囲気が固く、プレゼンター以外話さない状態がもったいないと感じていた。
そこで、原因を探してみんなが自然と発言できるようにしたいと考えた。

原因を探ると、オンラインで見えない壁ができ、発言数が少なくなっていることがわかった。
そこで、プレゼンターは必ず2人1組のグループワークの時間を設けるというルールを作った。また、自分がプレゼンターになった際は、スライド3枚中1つのスライドにはクイズを設け、自然にプレゼンに参加できる状況を作ることにした。

初めは2人1組になった際も話しにくい雰囲気があったが、グループワークの最初に自己紹介タイムを設けてみるなど、チーム対抗で競争できる仕組みを作ったことで、真剣に取り組む人が増えていった。
また、プレゼンターが話す時間よりみんなが自然と発言する時間が増えた。
文章を整えよう

文章を整えよう

しっかりとエピソードを伝えることが出来なければ、どんなに素晴らしい内容でも評価されにくくなってしまいます。
このタスクでは、履歴書にも記載できるように文章を整えていきます。

ガクチカの書き方手順

まずは、下記に記載しているガクチカの書き方のポイントを押さえましょう。

①何に力を入れたか
②どんなことに取り組んだか
③どのような課題があったか / どのような目標を立てたか 
④問題に対してどう解決したか / どう目標に達成したか 
⑤結果どうなったか 
③この経験から何を得てどう活かすか 

①何に力を入れたか
ガクチカに限ったことではありませんが、結論から文章を書き始めます。
どんな事に力をいれて取り組んだかを初めに書きます。
②どんなことに取り組んだのか
取り組んだ内容を簡単に説明します。

③どのような課題があったか / どのような目標を立てたか
物事に力をいれたということは、何かしらの課題や目標があったはず!
具体的に結果を出すためにどんな課題があったのか、またはどんな目標を立てたのかを書きます。
④問題に対してどう解決したか / どう目標に達成したか 
③で記載した課題や目標の解決策を記載します。
どう課題や目標に対して向き合ったかというところを具体的に書きます。

「企業が知りたいこと」でも記載しましたが、企業は「成果を出すまでの過程」を知りたいと思っています。ここがしっかりと伝えられるような文章にする必要があります。
⑤結果どうなったか
課題や目標に向かった結果を書きます。
⑥この経験から何を得てどう活かすか
この経験で得たことを踏まえて、志望している会社でどう活かしたいかを最後に伝えます。

ついアピールをしたく複数の話を盛り込みたくなりますが、エピソードは一つに絞り深堀をします。
また、具体的な数字があれば使用しましょう。数字があることで、より話のイメージがつきやすくなります。

文章整える

書き方の手順がわかったところで、前タスク「エピソードの書き出し」で作成したエピソードの文章をポイントに沿って書き直しを行いましょう。
履歴書に書く際に一般的である300~400字程度になるように文章を整えてみましょう。

①何に力を入れたか
雰囲気を明るくし、発言率を100%に引き上げた、ゼミでのプレゼンテーションです。
②どんなことに取り組んだか
計20名が所属するマーケティングを学ぶゼミに所属しており、オンラインで毎回教科書の内容を順番にPowerPointにまとめてプレゼンテーションを行っていました。
③どのような課題があったか / どのような目標を立てたか 
しかし、オンラインということもあり雰囲気が固くプレゼンター以外話さない状態たったため、この雰囲気を変えようと考えました。
原因を探ったところ「オンラインで見えない壁ができ、発言数が少なくなっている」ことが問題だと分かりました。
④問題に対してどう解決したか / どう目標に達成したか
そこで ①プレゼンターは必ず2人1組のグループワークの時間を設ける ②プレゼンターになった際は必ず1つはクイズを設ける ということを行いました。
⑤結果どうなったか
結果、グループワークやクイズを入れたことで雰囲気も和み20名全員が話す時間が増え、オンラインでも皆が自然にマイクをオンにし、発言するようになりました。
⑥この経験から何を得てどう活かすか
この経験で、より原因を分析して行動できる長所を磨くことができました。

最後に、ポイントに沿って作成した文章を一つにまとめてみましょう!
書いた文章は再度見直し、できれば周りの人にも見せてフィードバックを貰うのがオススメです。

【例】(397字)

雰囲気を明るくし、発言率を100%に引き上げた、ゼミでのプレゼンテーションです。

計20名が所属するマーケティングを学ぶゼミに所属しており、オンラインで毎回教科書の内容を順番にPowerPointにまとめてプレゼンテーションを行っていました。

しかし、オンラインということもあり雰囲気が固くプレゼンター以外話さない状態だったため、この雰囲気を変えようと考えました。
原因を探ったところ「オンラインで見えない壁ができ、発言数が少なくなっている」ことが問題だと分かりました。

そこで ①プレゼンターは必ず2人1組のグループワークの時間を設ける ②プレゼンターになった際は必ず1つはクイズを設ける ということを行いました。

結果、グループワークやクイズを入れたことで雰囲気も和み20名全員が話す時間が増え、オンラインでも皆が自然にマイクをオンにし、発言するようになりました。

この経験で、より原因を分析して行動できる長所を磨くことができました。

【先輩からのアドバイス】

余裕があれば他の長さでも書いておくと便利です。

企業指定のエントリーシートの場合、記載欄の大きさもバラバラになります。
事前に用意していると、実際記載する際に焦らなくてすみます。

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